アフターメンテナンス
先日、大工さんに頼まれて一緒に築10年くらいのお宅にサッシの具合を見に行きました。
他の工務店さんが建てた建物なのですが、お施主さんがいくら電話しても見に来てもらえないとの事で、困って近所にある大工さんを訪ねて来たそうです。
用件は、お風呂場の中折れドアから水が漏れてきて脱衣場の床が腐ってしまったとの事。
脱衣場から浴室に入るところの床が腐ってしまうのは良くある事なのですが、シャワーを使うと中折れドアに直接お湯がかかってしまう広さなので、ドアのたて枠の腰の高さ辺りからジャージャー脱衣場側に漏れてきてしまうんです。
こんなにジャージャー漏れるのは初めて見ました。
原因を調べたんですがこれと言った不備な点は見つかりません。軸部分がゆるんでいて少し動くことと、昔の製品なので気密パッキンにモヘアを使っていることぐらいです。それも扉を閉めてしまえば問題はありません。
古い製品の為、交換部品も判らず補修の仕様が無い為、大工さんと話して床を直すついでに扉も交換することにしました。
で、問題なのは建てた工務店さん。私も少し知り合いの工務店さんなのですが、その場でもう一度お施主さんが電話したのですが、「15年も前のものの面倒なんて見てられないよ」と言われてしまったそうです。
お施主さんは、別にもうクレームで何とかしようと言う気も無く、ただ単純に修理を依頼したかっただけなのに工務店さんは勝手にクレームとして扱ってその対応。
お施主さんはカンカン。
建てて15年間あいさつにも来なくて何かあったら逃げちゃうってのは無いだろう!って怒ってました。当然ですよね。
まあ、施工した現場でクレーム見に行くことほど嫌なことはないので気持ちは思いっきりわかるんですけど。一番大切なことだしそこの所をしっかりやってる方々がこれから生き残っていくんでしょうね。
アフターは何年たっても粗末にしてはいけません。
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