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2009年10月17日 (土)

祖父の作った切り台

昨年から親父さんがリュウマチになりました。

薬で進行は止めているのですが、いかんせん76歳。昔のようにガラスが切れなくなってきました。

ただ、そのことは認めたくないみたいで、やたらと道具のせいにしたりすることが多くなってきました。

仕方が無いので道具を新しくするのを好きなようにさせています。

先日は「ガラスの切り台(ガラスを切断するのに使う作業台)の高さが水平ではないから切り損じた」と言い出しました。

確かにコーナー1箇所が下がり気味だったので私でも薄い2mmのガラスを切断するときは慎重にやっていました。

でもこの切り台も祖父が作った手作りで相当古いもの。店を建て直したときに切り台を新しくしようと主張しましたが、父は祖父との想い出もあり執拗に反対し使い続けることになったのです。

ところが自分で切り台のせいにしたので、ここぞとばかりに「切り台新しくしよう」と主張。すんなりこの主張が通りました。

そして、いざ解体。Photo

相当古いものですが、物凄くしっかり作ってあり、簡単には解体できません。

今、必要なものは何でも買ってしまいます。でも昔は何でも手作り。職人ですから、自分のものは自分の手で作るんですよね。自分もそうならなくてはとこの切り台を見て思いました。

父も解体を見ていて祖父に申し訳なく思ったらしく、この板を利用して工具を置く棚を作るそうです。

今日からは新しく買った切り台を組み立てて使います。

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