スポーツマン
バンクーバー五輪で一番心を動かされたこと。
それは高橋選手が銅メダルを獲得した後に言った「スポーツマンだから」です。
「4回転を回避して無難にまとめればもっと上に言ったかもしれないのに」との質問に対して「4回転を飛ばないで無難にメダルをもらうより、スポーツマンとしてこの舞台で最高の演技をすることが当然のことだ」と言っていました。
すごくかっこいい言葉。
プルシェンコの言う「高い技術を磨いて挑戦していかなければ、技術は(レベルは)どんどん衰退してしまう。だから4回転を飛ぶにはその意味がある」
記者会見でそのプルシェンコに「同志よ、ありがとう」と言われた高橋はきっと金メダル以上の価値を持っているんだと思います。
モーグルの上村愛子選手も自分が滑り終わった後のすべる選手を見ながら「失敗してくれと祈るのはできないから、この人たちはこれだから自分より上にいるんだというのを見ていよう」と言った気持ちもスポーツマンなんですよね。
それに引き換えスノーボードの国母選手のあの服装問題は「自分のスタイル」以前にスポーツマンとしてこの舞台にいる資格がどうなんでしょうかと思います。
そしてあの場にその服装で登場する前に考えられなかった仲間もマスコミも僕らもスポーツマンではないし、国母選手一人に非難を浴びせるのなら、その行動に出させたみんなが非難を浴びるべきものがスポーツマンなんじゃないですかね。
皆さんお疲れ様でした。
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