情熱
連日の猛暑の中、週末は休まず地元の神社のお祭りでした。
家業を継いだのが27歳のころ。
偶然、この片町の若いもので「途絶えていた地元の太鼓を復活させよう」と集まったのも同時でした。
叩いたことも無い太鼓を他の地区まで出かけて行って教えてもらったり、年配の方に話を伺ったりして手探りで太鼓を復活させてきました。
それから20年近く。あの頃みんな若かった・・・。
何をやるにも体力があって、何より情熱がありました。
宵宮が終わると朝まで飲んで歩いて一睡もせずに本宮に突入なんてことをやっても全然元気でした。
ただ、商店会にも世代交代が上手くいかない現実があり、地域の大切なものを守っていくことにも限界があります。商店街は大型店やショッピングモールに押されて衰退の一途をたどっています。
学校を出て家業を継がせられる店が既にありません。
あと30年もすればコンビニと大型店以外には伊勢原に店はなくなるんじゃないかと心配になります。
いつもなら、この祭りを境に「梅雨明け」と言う感じなので、この祭りを境に猛暑がやってくるのですが、今年は祭りの2週間前くらいには「梅雨明け」しちゃってたみたいで、2週間猛暑の中ヘトヘトで現場をやった後にこの祭りだったのでみんな「へろへろ」。
2日間終わるとみんなボロボロです。
それでも有休なんて無いんだから、月曜が来れば店を開けて仕事をします。
でも、祭りは楽しいです。体は年をとって疲れが沢山のしかかりますが、何かくだらない情熱だけはこの商店会の仲間にはあって、それだけでも十分。
また今週末には商工会青年部の「大納涼まつり」が伊勢原大神宮であります。
既にOBですが、馬鹿やる元気は持っているOBばっかりなので、今週末もがんばるぞ!
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コメント
伊勢原の商店街は、子供の頃買い物に来たので、思い入れがあります、最近は、面影がなくなりつつ・・ですが、豊田屋さんなど・・昔のまま・・で、嬉しいです。 伊勢原の孫達も子供会で太鼓の練習をしてます、今度の祭りでお披露目です・・なんとか、子供達に楽しんでもらいながら、伝承して行きたい物ですね。
>商工会青年部・・OB
「ちょいワルおやじ」ですね(笑)
何も考えず・計算ごとでなく・・情熱をぶつけられるものが、有るのは「幸せ」な事なのかもしれないですね。
投稿: 大山街道 | 2010年7月26日 (月) 20時35分
商人はみんなそうだと思いますが、仕事以外のものに「疲れる」ことを馬鹿みたいに全力出しちゃうんですよね。
その全力を出すと何故か仕事も全力でいける気がします。
商人ってそんなものなんですよね。
投稿: a1you | 2010年7月27日 (火) 08時23分