30年と言う歳月
祭日の今日もガラス屋さんは元気にお仕事です。
そんな中、娘の通う中学(私PTA現在副会長)では、創立30周年と言う事で、来年30周年記念式典が開催されます(その時私はPTA会長)。
PTAなのでその式典の実行委員にも名を連ねているんですが(ちなみに私はこの学校の卒業生ではありません)、その式典で30年前に埋めた「タイムカプセル」を開けて、中に入れたものを当時の生徒に返すというのもイベントの一つになっています。
ただ、そのタイムカプセルを埋めた当時の大人が誰もいない。
OB会の会長は第1期生の方がなさっているんのですが、その年代の誰もが、何処に埋めたのか知らない。
記念の像があってその近辺だとは誰もが言うのですが、実際どこか知らない。
そんなこんなで、先日、「式典当日に掘り起こす前に一度掘り起こしておこう」となり、OB会の方々と一緒に掘り起こす作業に立会いました。
まあ、これが予想外なことにコンクリートで埋められた部分を掘ったところ一発で見つかったので、それはそれで済んだのですが・・・。
それからが・・・。
コンクリートのフタを開けると中から漬物樽が飛び出してきました。
「飛び出してきた」と言うのもタイムカプセル(この樽)を埋めていたところがコンクリートの室になっていて、その室の中には既に水がいっぱい。
タイムカプセルはずっぽりこの水に漬けられていました。
重石になっていたコンクリートのフタを取り除いたので樽の中の空気が浮かんで「飛び出してきた」と言う感じになりました。
30年間何処からか染み込んでいった室の水はそれはそれは香ばしい香りが漂います。
各クラスに分けて真空缶に入れられ、ビニール袋で密閉されて、タイムカプセルの中に納められていたはずですが、30年と言う年月はビニール密閉の真空管をも腐食させていて、ほとんどの缶に水が浸入していました。
一缶だけ開けてみて中に入ったものを確認しましたが、ずぶ濡れ。
作文など書かれた物や印刷したもの、そして写真。
写真なんて「たぶん写真なんだろうな」って感じの変わり様です。
もちろん、物凄い香ばしい香りが一面に漂います。例えて言うと「銀杏」の香りって感じ。
ただ、みんなに返さなくてはならないのでどうするかと言うことになって、今日「体育館を使って、みんなで中身を出し、1枚1枚広げて、乾かそう」と言うことになりました。
で、今日、OBの方々が集まって、祭日の体育館で作業をしていました。
私はさっきも言ったようにOBではないので、副会長として「顔」をだしただけですが、現場の途中に寄った体育館は「銀杏取り放題」と言った香り満杯でした。
この努力が来年の式典に実りますように。
30年前のみんなの思い出が蘇えりますように。
ブログネタ: 中学と高校、どっちが楽しかった?
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コメント
「タイムカプセル」と聞くと、夢いっぱいの感じがしますが、30年ものとなるとさすがに現実も厳しいですね

中味が無事に皆さんの手に戻るといいですね
私たちも上の子が小学校を卒業するときにPTAの企画で「20歳の自分への手紙」を書いてもらって集めました。学校側がうんと言わなかったので埋めることはできなかったのですが、厳重に封をしてPTAの部屋にしまってきました。


問題は、いざ開ける時期になったとき、学校に取りに入れるかどうかです
最近は、いろいろウルサイですからねぇ
卒業から8年後、つまり今から4年後・・・。企画した親のほうが忘れてしまいそうだ
投稿: SuperNonNon | 2011年11月24日 (木) 20時09分