防犯ガラス
こういうガラスを「網入りガラス」と言い、基本的には「消防法」で「防火区域」の窓に使われます。
でも、ガラスの中に入っている「網」は「鉄」なので、ガラスの下辺に雨とか結露水とかが入って錆びてしまい、寒い時期に太陽の光が当たったりして自然と割れてしまうのです。
下辺などから割れ始めが垂直に割れていた場合はこの「錆び割れ」です。
中に網が入っていることで、割れたときに崩れ落ちないと言う利点があります。
以前は網が入っていることで「防犯」にもなると思われていました。
しかし、割れて崩れ落ちないことから、泥棒が割ってもガシャガシャと音がしないので逆に「防犯」にはならないことがわかってきました。
そして、この透明の方の網入りガラス、ガラスの中で特殊なものを除いては一番高額。
取り替えても太陽の光でまた割れてしまう可能性があるので、目的が消防法でなければ「防犯ガラス」に取り替えたほうが「安い」のでそっちをお勧めしています。
今回の現場も聞いてみると目的は「防犯」でした。
引違い2枚とも割れていたので防犯ガラスに交換。
あっと、大事なこと。
下辺に水が入って溜まると、その水を防犯フィルムの部分が吸い上げてしまう可能性があるので、巻きゴムの下辺にポンチで穴を開けました。
これで対策完了。
もし、透明の網入りガラスが割れてしまい、目的が防犯なら、この方法をお勧めします。
ただし、くもりの網入りガラスの場合は、防犯ガラスの方が「高い」ので、金額的にはお勧めしませんが・・・。
今日は仕事の話でした。
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