設計士さんはどう思って設計したのか?
先日小学校のトップライトのガラスを修理しました。
伊勢原市内の小学校に限らないと思いますが、「なんでこんな設計したの?」って、言いたくなる建物が結構あります。
まあ、ガラス屋として「やりずらい」ってだけなんだけど。
たとえば体育館のグランド側の2階の窓が、外からじゃなきゃ修理できない窓だったりするので、グランドでサッカーや野球の球が当たって割れるたびに高所作業車借りてきて修理するので、高所作業車のリース代がかかって修理代が高額になるんです。
それと今回のトップライト。これ外階段上がって子どもたちが入る昇降口なんですが、そこの明かり採りにトップライトがついています。
下に見えているのは1階の昇降口からの吹抜けの穴。そのトップライトを上から見るとこれです。教室前の廊下の窓のすぐ外。子どもが窓から出られちゃう高さ。
何が言いたいかわかりますよね。
子どもがこの上に乗れちゃうんですよ。
で、事実ここに一歩足跡が・・・
たぶん、この上に簾が乗せてあった事もあり、ガラスだってわからず乗ったら「ミシっ」って音がしてあわてて下りたんだろうと思いますが、一つ間違えば大事故です。
その頃の設計士さんはこれをどう思って設計されたのでしょうか?今回はこの1枚だけ交換
外すと下が見えて、何もありません。ガラスだとまた割れる危険があるのでポリカーボネート板に取り替えました。
もちろん学校側はこの危険を訴え、ガラスを外して屋根に直したいと依頼したのですが、伊勢原市の「予算」で、この工事は来年度に後回しにされたそうです。
それを伝えられたときの教頭先生の叫び声は一緒にいて伝わるものがありました。
伊勢原市の「予算」は逼迫しているのは知っています。いろいろなところで削減の嵐です。
でも、進むべき順序ってどうなのでしょうか
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コメント
安全を優先すべきですよね 子供たちに何か有ってからでは遅いですから 何はともあれ優先すべきだと思うんですが。
投稿: ハッピーのパパ | 2015年4月 8日 (水) 08時52分